中川用語集
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等圧線 (isobar)
水平面図や鉛直断面図において圧力の等しい点を結んて描画された曲線。
等温線 (isotherm)
水平面図や鉛直断面図において温度の等しい点を結んて描画された曲線。
等温位線 (isentrope)
水平面図や鉛直断面図において温位の等しい点を結んて描画された曲線。等温位であればエントロピーが保存されるので等エントロピー線と呼ぶこともできる。
等高線 (contour)
水平面図において地盤高度や等圧面高度の等しい点を結んて描画された曲線。contour lineと呼ぶこともある。
等高線間隔 (contour interval)
等高線図に描画されている等高線の値の間隔。
等高線図 (contour map)
等高線の水平分布図。
等湿度線 (isohume)
水平面図や鉛直断面図において風速の等しい点を結んて描画された曲線。
等値線 (isoline)
水平面図や鉛直断面図において物理量の値が等しい点を結んて描画された曲線。isometric lineと呼んだり(特に地理学的気候学)、isoplethと呼ぶ(特に海洋学)場合もある。
等風速線 (isotach)
水平面図や鉛直断面図において風速の等しい点を結んて描画された曲線。
等方性放射 (isotropic radiation)
あらゆる方向へ等しい強度で伝播する放射。気象学の分野では、直達日射を平行光線として扱う以外は、散乱日射、反射日射、および長波放射は、いずれも、等方性放射として扱うことが一般的である。等方性放射に於いては、天頂角θ、方位角φに伝播する放射強度Iとその場所に於ける放射フラックス密度Fの間には、

F=∬Icosθsinθdθdφ  (θ:0→π/2, φ:0→2π)

  =πI

の関係が存在する。人工衛星による狭視野の放射観測の際には、この関係を使った観測された放射強度から放射フラックス密度への換算が多用される。

突風率 (gust factor)
風向・風速は、通常、10分間の最多風向と10分間平均風速であらわすが、これに対して、特定の時刻における風向・風速を瞬間風向・瞬間風速と呼び、両者の比を突風率という。突風率は1.5〜2倍程度が一般的(場所によってはもっと大きくなることもある)である。
ドライスロット (dry slot)
ジェット気流が雲システムを横切るコンマ雲の中の領域で、衛星の赤外画像や可視画像では相対的に雲がなく、水蒸気画像では暗い。
 

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