バイオミネラリゼーション

 
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はじめに:宝石珊瑚とは
宝石サンゴの生物学
宝石サンゴの利用の歴史
宝石サンゴの種類と漁業
日本における分布
宝石サンゴの化学:骨軸の微量成分と生息場所
バイオミネラリゼーション
宝石サンゴの成長速度:鉛-210による推定
宝石サンゴ骨軸の構造
骨軸の化学分析から生息水温を推定する
宝石サンゴの系統分類
アカサンゴの成熟時期
宝石サンゴを増やす試み
珊瑚網の影響
宝石サンゴを持続的に利用するために
研究の成果:書籍、論文など
研究組織

 バイオミネラリゼーション:生物の鉱物形成作用。生物がつくった無機鉱物の集合体は、「硬組織」と呼ばれます。身近な例として、サンゴ、貝殻、真珠、骨、歯、珪藻土が挙げられます。宝石サンゴは扇型をしており、 海底の岩などに固着しています。 それらは内骨格である骨軸によって支えられており、骨軸を取り巻く薄い膜(共肉)にはポリプ(個虫)が分布しています。また、共肉には微小な骨片が多数含まれています。宝石サンゴが海水中のカルシウムイオンと重炭酸イオンを取り込み、炭酸カルシウムのカルサイト結晶をつくることで骨軸と骨片が形成されます(図1)。この過程は、バイオミネラリゼーションと呼ばれています。

 

バイオミネラリゼーション
図1 宝石サンゴのバイオミネラリゼーション