カリキュラム

環境システム学科の専門科目の詳細は，在学生用ページの講義案内からご覧になれます．

環境システム学科には環境問題解決のスペシャリストになるため，2つの履修コース「地球・地域環境コース」と「環境管理・情報コース」が用意されています．

大気圏・地圏・水圏・生物圏など，地球を取り巻く自然のメカニズムを幅広く学びます．概要を理解するだけではなく，各テーマの測定・分析法を実験や実習を通して身につけるとともに，その過程で水，土，空気といった環境構成要素など，基礎的な科学知識も吸収します．

地球環境をグローバルに考察できる視野を養った上で，都市環境や発展途上国が抱える問題にも積極的に取り組みます．リサイクルの仕組みといった私どもの生活に身近な問題にも目を向け，環境汚染や資源枯渇，自然災害などからこの地球を守るための具体的な方策を考えていきます．

環境問題を総合的に認識するためには，地球規模のデータ収集と分析が不可欠です．そのために，リモートセンシング（遠隔探査）やモニタリングシステムを始めとする調査・測定のノウハウを徹底的に学び，コンピュータを駆使した高度な情報処理利活用能力を学びます．

カリキュラムには，環境計画の立案や環境アセスメントを行なうための手法も盛り込まれ，“環境”を社会との関わりの中で理解していきます．さらに様々な問題を現実的に解決するための環境行政に関連した科目も設けられているので，社会科学的な素養も身につきます．